繰り返し起こる不調 × 動物自然療法
例えば先日例に挙げたうちのかつての愛猫の繰り返し発症する角膜炎。
これを現代医学的な観点からみると、恐らく小さい頃につけた角膜の傷等にばい菌が入って発症したり落ち着いたりの繰り返しなのだろうと。
それを東洋医学的な観点からみると、目は「木(もく)」に属する部位で、同じく「木」に属する肝臓が滋養しています。
木には全身へ気を巡らせる働きがあります。
木が何らかの原因で弱ると、気がスムーズに巡らなくなり、イライラ~っとストレスが溜まりやすくなります。
木の五官は「目」。
木の不調は目に出やすいのです。
イライラでカーっとした気のせいで目が充血したり不調を起こしたり。
・・・
そのように考えていくと、私の愛猫さんは「木の要素が弱りやすい子だったのかな」とか、「木の母にあたる水を強化したら改善するかな」とか、様々なアプローチ方法を新たに考え付くことができるのです。
ちなみに耳は水の五官ですので、なんだかよく分からないけど不定期(あるいは一定の時期)に外耳炎を起こす、耳の不調が起こりやすいという子は、水の要素を強化したり、その母にあたる金を強化するようなツボ刺激をしてみるのもいいかもしれません。
さてさて、このブログを読んでくださっている方々の中には私よりもずっとずっと東洋医学に詳しい方もいらっしゃいます。
私はあくまでも東洋医学の理論をドイツで学び、動物自然療法の一環として学校で動物鍼灸のレクチャーを少し受けました。
私はまだまだ知識不足もいいところではありますが、やはりなんとか動物自然療法という治療・サポート法をより多くの方に知ってほしいと、切に願っています。
その理由のひとつに、この「原因ははっきりとは分からないけど繰り返す不調」へのアプローチ方法を増やせるといったメリットがあります。
自分だったら・・・で考えてみるとよいと思うのですが、いつもなんか分からないけど耳が痒いんです。
お医者に行っても無理やり耳掃除されて薬をつけられて、再診でも耳をいじられて。
で、しばらくしたらまた痒くなってお医者へ・・・の繰り返しなんですが、お医者さんからは「理由は分からないけどときどき外耳炎になりやすいんだね、また異常が出たら病院来てね。」としか言われないわけです。
これ、人間に置き換えたけど動物さんのお話です。
私だったら「どうにかこうにか、ぶり返し繰り返し再発しないようにしたい!」と思うわけです。
耳が痒くなること自体嫌だし、痒くなったら無理やり病院で耳掃除(対処療法)しか選択肢がないのですから。
そこに根本解決を目指す術として、動物自然療法の考え方・様々なアプローチ方法は非常に有効だと考えています。
(より快適に、より笑顔。それが一番!)
まだまだ知識や経験の少ない私にできることは少ないですが、これからも勉強を続けながら、ご縁があった方々、そして動物さんたちのQOLを上げるお手伝いをしていきたいです!
もしこのようなぶり返す・繰り返す不調がある子を抱えている方がいらっしゃったら、「動物自然療法」「ホリスティック」「東洋医学」等で検索して調べられるか、自然療法に強い獣医さん、もしくは私のような専門で活動している方へ質問してみてくださいね^^
本日もご訪問頂き、ありがとうございました!
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