処方薬は指示通りに!

こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。


一昨日、我が家のハチワレさんがちょっとした体調不良を発症。

普段からFIV(猫エイズ)のキャリアだからと家族をビビらせてたことに加え、お家に来てからこのかた大きな不調がなかったもので、家族がとても心配しておりました。


大事をとって勤務先の病院で診てもらいましたが、ほんの数か月でハチワレさんのポジションが家族の最優先事項になっていることを痛感致しました^^

(猫エイズのことをビビらせすぎましたが、そのおかげで普段から体調を注視する習慣がついているようでなにより!)



さて、本日のテーマは動物病院から処方されたお薬に関してです。

2017年より動物病院にて勤務してきて、歴は浅いものの、いろいろな患者さんとお会いしてきました。


その中でもよくいらっしゃったのが、


・気にしていた症状が途中で改善したからと言って、投薬を途中でやめてしまう方


・昔もらったお薬(内服・外用薬)がまだ残っているから、自己判断で使用してしまう方


ここに潜む危険性について、今日は少し触れておこうと思います。



まず、お薬は種類によっては一定期間飲み切りを前提として獣医さんから処方されているものがあります。


例えば抗生物質真菌薬あたりがそうですが、見た目では治ったと思っていても、細菌やカビを完全にやっつけれていない状態で投薬を打ち切ると完治せずまたぶりかえすことがあります。


特に重要なのがステロイド剤ホルモン関係のお薬です。


また別の機会にお話できたらと思いますが、例えば皮膚疾患の子にステロイド剤を持続投与していると、本来身体で作られるはずのホルモンが作られなくなっているため、「皮膚の症状良い感じだからステロイドやめよ~」といって自己判断で投薬をいきなり切ってしまうと大変なことになります。


本当に持続投与するとき等は要注意なお薬です。



獣医さんはお薬を処方する際、処方した分だけちゃんと飲んでいる/塗布している前提で再診の際に話をします。


もしも途中でやめた場合や動物さんにうまく投薬できなかった場合は、ひるむことなくきちんとその旨を獣医さんへお伝えください。


その情報が次なる一手の大事な鍵となります。



また、昔もらったお薬を自己判断で再使用することもあまりお勧めできません。


悪い例ですが、かつてのうちの愛猫は角膜によく炎症を起こす子でした。

炎症を起こす度に動物病院に行き、いつも同じ目薬を処方されていました。


当時は動物自然療法やその他うんぬん、全く知らないときだったので、「この子は慢性的に角膜炎を起こしやすい」という獣医さんの言葉を飲み込み、“そんなもんなんだ”と決めつけて特に何もしていませんでした(今となっては、目によく不調が出てたということは、肝臓はどうだったかな?とかストレスが多かったのかな?等、その原因となりうる他の可能性について考えれたでしょうが)。

(ほっとかれた・・・、あたい・・・。)


そこで当時うちの家族では、動物病院から処方された目薬を長期保管し、また同じような炎症が起きたときに再利用していました。


はい。悪い点が2点あります。


①目薬などのお薬は開封後はできるだけ早めに使い切らねばなりません。

でないと汚染や有効成分が劣化する恐れがあるからです。

使い切りタイプでない限り、冷蔵庫で数か月長期保存しているものはもう捨ててしまった方が良いかもしれません。


②本当に全く同じ不調かどうか疑わしいです。

例を挙げると、皮膚炎が起きていたとします。

前回処方された塗り薬が残っているからといって再発したときに塗る。しかし治らない場合だってあります。

その場合、前回は細菌性皮膚炎、今回は真菌性皮膚炎だったのかもしれません。


なので、同じ不調がぶり返すから前回の残りの薬を使いたい場合は、電話でよいので獣医さんに相談されることを強くお勧めします。



ぶり返すといえば、うちの猫みたく同じ症状がぶり返し繰り返し出る子っていますよね。


精密検査をしてみても詳しい原因分からず・・・という不調って、実は結構よくあります。


そういった場合は東洋医学といったホリスティックの観点からのアプローチが有効だったりします!


「え?どういうこと?」


と思われた方は是非、次回更新のブログにも遊びに来てくださいね^^



本日はここまで。


いつもご訪問頂き、ありがとうございます!

THP-NoharA

Zusammenleben,Wohlfühlen. 共に生きること、心地よいこと。