ATM校(カリキュラム_解剖学編)
こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
今回は前回ご紹介した我が母校、ATM校で実際に勉強したティアハイルプラクティカー(動物自然療法士)コースの内容、解剖学についてご紹介します。
人も動物も同じですが、医療関係の勉強をするとなると一通りの解剖学、生理学、病理学を学ぶ必要があります。
(こちらは病気の種類ごとにまとめられた治療手引書。読むためには不調の症状や病名等をドイツ語で理解しておかねばなりません。)
私はオンラインでの受講だったため、基本的には紙媒体の教科書とオンラインスクリプト、そしてビデオが中心の勉強でした。
勉強するときは以下のように系統を分けてそれぞれ勉強します。
・Bewegungsapparat(運動器系)
・Verdauungsapparat(消化器系)
・Urogenitalapparat(泌尿器・生殖器系)
・Atemwege(呼吸器系)
・Herz/Kreislaufsystem(心臓・循環器系)
・Endokrinsystem(ホルモン系)
・Nervenapparat(神経系)
・Sinnesorgan(感覚器官系)
もちろん医学生、獣医学生の学ぶ範囲や程度に比べると小規模にはなりますが、最低限彼らと対等に話せるよう、ちゃんと共通語(ラテン語・ギリシャ語)で部位名や病名を習います。(※全部の学校がしているのかは定かではありませんが、少なくともATM校ではそうしていました。)
例えば獣医さんですでに診断をもらっていて、そこからティアハイルプラクティカーの元へ患者さんが流れてきた場合、診断書には病名はもちろん、異常が見つかった部位の説明も専門語で書かれていたりします。
何が書いてあるか分からなかったおしまいですよね^^;
ただ、動物医療に関することをドイツでしか学んでないので(日本の動物専門学校/動物看護学校には通っていませんでした)、骨の部位や病名の日本語が分からないんですよね(汗)
ありがたいことに翻訳版はネット上にすぐ出てきますが、翻訳がついてないこともあり、「日本語でなんて言うんだろう・・・」と困るときがあります・・・。(特にハーブの名称)
解剖学は基礎中の基礎ですが、獣医さんや動物理学療法士さんみたく筋肉の始点と終点を全部覚えるだとか、正直なところそこまでは覚えきれませんでした(教科書にはずらーっと書いてはいますが)。
獣医さんってあれ全部覚えるの!?と思うと本当に驚きです^^;
臨床となるとなかなか使う場面は限られてくるみたいですが、本当にすごいです。
(ATM校ティアハイルプラクティカーコースのカリキュラム)
勉強している中で特に印象的だったのは、有料のビデオ教材の中に実際の犬の解剖動画があり、筋肉の名称、始点終点、その機能について説明しつつ実際にどんどん解体していくというものでした・・・。
なかなかグロいといえばグロいのでしょうが、獣医学生さんはもっと凄まじいものを見てるのだろうなーと思いながら、そのビデオで勉強させてもらいました。
そのおかげで、イラストで見るだけより具体的に筋肉組織のつながりや身体の構成についてイメージを強く持つことができていると感じています。
奮発して購入した犬の解剖図鑑(イラスト)も非常に役に立っています。
ではでは本日はここまで。
本日もご訪問頂き、ありがとうございました!
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