クリスマス誤飲注意報!
こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
あっという間に今年も残すところあと少しですね!
今ようやっとTHP-NoharAのサービスパンフレットの作成に入ろうとしているのですが、お知り合いのデザイナーさんへ依頼する詳細がまだできておらず、できあがりは1月に持ち越しになりそうです。(デザイナーさんご無理を言って申し訳ないです💦)
また完成したらお知らせさせて頂きます^^
さてさて、今日はクリスマスイブ。
このブログをいつも読んでくださっている皆様へ是非お伝えしたい、クリスマスの過ごし方について動物病院スタッフからのお願いを今回の内容にしました。
クリスマスでよくありがちなのは、犬さんの誤食です。
本当によく聞く、よく遭遇するのはクリスマスチキンの骨を食べてしまったという緊急外来。
とってもいい匂いがしますからね、まぁ気持ちは分かります^^;
あってほしくないのですが、このような外来にかかる際は是非以下のことを説明できるようにしておきましょう。
・どのくらい食べたか?
どのような食べ物(あるいは異物)をどのくらい食べたかは大変重要です。
直接見ていなくとも、食べた残骸やパッケージの破片等、獣医さんがそれを見て状況が把握できるようにしておきましょう。
・どのように食べたか?
例えばクリスマスチキンだと、丸飲みしたのか(→喉に詰まる可能性)、バリバリと粉砕して食べたのか(→破片が消化器系に刺さる可能性)等。
・いつ食べたのか?
個体差、年齢差などがありますが、食べたものが胃に運ばれたとして、そこから腸へ移っていくのに犬は約2時間ほど、猫は約2.5時間ほどかかります。
そのため、特に毒性の強いもの(キシリトールやカカオ等)を大量に食べた場合は動物病院に行くとしたら食べてからできるだけ早く行った方がいいのです。
大抵は催吐(さいと)処置と言って、食べたものを吐かせることになりますので、消化が進む前の段階で病院へ行きましょう。
・その後の様子は?
よるある質問で、「ごく少量のみ食べたのですが病院へ行った方がいいでしょうか?」というものがあります。
お答えとしては、個体差や年齢、その子の健康状態、いろいろなものを総合して判断せねばならないので一概に大丈夫ですよなんて言えないのです・・・。
動物病院でもよく電話でそのような質問を受けます。
そのときに聞くのはその後の様子です。
普段通りケロっとして食欲元気があれば経過観察、吐く素振りを何度もする、ぐったりしている、食欲がない等気になるところがあれば動物病院へ、という流れが多いですね。
クリスマス限定ではないものの、猫さんの誤飲もあります。
猫さんの場合もパーティー用の食べ物を食べたというのもありますが、どちらかというとプレゼントのひもや飾り等を飲み込んでしまったというのが多いです。
おもちゃの誤飲で重要になってくるのは、以下の要素です。
・誤飲した量
・誤飲した形
・誤飲した素材
素材に関してはふわふわした毛なのか、ぴろぴろしたひもなのか、いろんなものが予測されますが、レントゲンに写らないことがあるのです。
猫に関しては食べたものによっては先ほどの催吐処置を行う病院もあれば、出てきにくいからという理由でやらずに便で出てくるまで様子見が主流のところもあります。
私は今までの動物病院経験で猫に対する催吐処置は見たことないです。
犬も猫も、消化のできない明らかな異物に関しては内視鏡手術や開腹手術となります。
もちろん費用もぐぐぐっと値上がりします。
動物さんへの負担も極端に上がります。
大事なのは注意を怠らないこと。
せっかくのクリスマスですから、人も動物も、楽しく安心安全に過ごしたいですね^^
メリークリスマス!
医療従事者の皆様に感謝を込めて。
本日もご訪問頂きありがとうございました!
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