(記事)ベルリン犬事情(後編)


こんにちは、ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。


早いもので、今年も半分が終わってしまいました。


新型コロナの自粛のせいで何もできないまま終わってしまった。

新型コロナの自粛を通して日々の生活に何か大事なものを見つけた。

新型コロナの自粛を活用して何か新しいことへ挑戦を始めた。


ウイルスの歴史的パンデミックを通して経験したことはまさに十人十色ですね。



さあ、2020年の後半戦は何をしましょうか?



これだけ暗い時間を耐え抜いたからには、この先明るいことしか待っていませんね^^!




さて、今回は前回のつづき、ベルリン市HP内にある「ベルリンの犬」という記事の翻訳をお届けします。


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ベルリンの犬

出典:Berlin.de  2018年12月28日

→記事前半はこちら



危険犬種の口輪義務

ピットブル、アメリカンスタフォードテリア、ブルテリア、マスティフ等のいわゆる闘犬種は、公共の場においてリード及び口輪義務があります。特定のドッグラン(犬をフリーにさせられる場所)においてのみリードは外してもよいですが、口輪は付けておかねばなりません。加えて、これらの犬は担当役所へ届出をせねばなりません。

届出の際ベルリンでは、飼い主の経歴証明書、飼い主の一般教養の証明、及びその犬が攻撃的でないという証明書を必要としています。


公共交通機関にて

Sバーン(電車)、Uバーン(地下鉄)、バス、トラム内、及び駅構内では、犬はリードをつけて移動させねばなりません。闘犬種の場合はそれに加え、口輪も必須です。大型犬に関しては犬用に切符を買う必要があります(割引料金)。小型犬のみ無料で乗車可能です。


ベルリンのドッグランにて

ベルリン市内公園のドッグラン

特定のベルリンの公園やその一部では、犬をフリーで歩かせることができます。例えば以下のような場所です。

テンペルホーフ公園、ハーゼンハイデ公園、フリードリヒスハイン公園、マウアーパーク、フンボルトハイン公園、レーベルゲ公園、ヴィルマースドルフ公園 他


森中のドッグラン

ベルリン市内では、犬がフリーで歩き回れるフリーエリアがある森林が12か所あります。特定のエリア外は、リード義務が生じます。

とても人気なのが、グリューネバルト(緑の森)にあるグリューネバルト湖周囲です。そこはベルリン市内で最も大きいフリーエリアです。犬のための水浴場もあります。


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ご覧の通り、闘犬種に対しては特に厳しい規則が存在します。

それほど扱いに気をつけねばならないということが、よくわかりますね。


実際、ティアハイムベルリンにはピットブルなど闘犬種が保護されており、里親条件を厳しくしているため、なかなか新しい飼い主が見つからない印象でした。


ドイツでも闘犬=「危険、噛む、扱いが難しい」というイメージが強いのか、ティアハイムベルリンではイベント時などに、闘犬種の子たちのみのデモンストレーションをしていることがあります。

私が見学したときは、見た目はこわいかもしれないけれど、ちゃんとトレーニングもできるし、こんなに愛らしいのですよ!というPRでした。


公共交通機関に関しては、口輪をしてる子はあまり見かけませんでした。

犬にも切符というのが、日本の感覚からするとなんともユニークですよね^^




いかがでしたか?


2018年年末に書かれた記事なので、今は一部内容が変わってるかもしれませんが、こうやって市のHPに掲載することで、ツーリストの方へ犬とベルリンを歩く際の注意喚起をしているのですね。



ではでは、本日もご訪問頂き、ありがとうございました!

THP-NoharA

Zusammenleben,Wohlfühlen. 共に生きること、心地よいこと。