その他(自ら保護、引退犬猫等)から動物を迎える場合

こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。


日本では暑い日が連日続いておりますが、ドイツはベルリンでは気温が11℃だったりするようです。

暑すぎるのもきついですが、寒がりの私にとっては11℃はもう確実に寒い・・・。

ドイツの夏はどこへ行ってしまったのやら・・・💦


それはさておき、犬さん猫さんに限らず、動物さんにお留守番してもらうときは熱中症対策をしっかり行い、快適にお留守番してもらいましょうね!




さて、動物をどこから迎えるか?シリーズ、本日でひとまず終了となります!


最後である本日は「その他」カテゴリーとして、自ら保護をして動物を迎える、引退犬や引退猫を迎えることに関してです。


バリバリ動物保護の活動をしている人や、そのような活動をしている団体のボランティアさんなんかはよくこのパターンに当てはまるかと思います。


・自ら動物を保護する。

→近所の野良さんだったり、道端でたまたま見つけてしまっただったり。


・知人が保護した子を譲り受ける。

→保護動物が集まる動物保護団体や動物病院で多いパターンかもしれません。


・動物病院の保護動物・供血引退犬・猫を譲り受ける。

→動物病院には「よかれ」と思って道端で倒れてる野良さんだったり車に轢かれた子が連れてこられます。保護した人にもよりますが、責任を持って里親を探したり自ら里親になる人もいれば、「動物救うのがあんたらの仕事でしょ!」と無責任に保護動物を動物病院に置き去りにする人もいます。

→大きな動物病院だと、血液を提供するために飼われている供血犬・供血猫がいます。その子たちも年をとって役目を終えると、余生をどなたかの家でゆっくりと過ごせるよう里親探しが行われたりもします。


・使役犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)のキャリアチェンジ犬、引退犬の里親になる。

→訓練中に使役犬の適正がないと判断された子のことをキャリアチェンジ犬と言います。この子らはPR犬としてデモンストレーション等のため引き続き団体で飼育されることもありますが、一般家庭の里親さんを募集することもあります。

→使役犬としてお勤めし、年をとって役目を終えると、余生をどなたかの家でゆっくりと過ごせるよう里親探しが行われます。


・獣医大学やトリミング学校のデモ犬の引退先としての里親になる。

→概ね上記と内容同じく、ある目的のために飼育されていて、お役目が終わったためにゆっくりと余生を過ごすため、里親さんを探したりします。



では、ひとまず自らの保護で動物を迎える場合のメリットとデメリットについて、ざっと考えられるものを以下に挙げてみます。


【メリット】

・自ら救った命なので、想い入れが格別である。

→もちろんだが、状況がひっ迫しているときほど運命を感じる。


【デメリット】

・感染症の恐れ(家の子にうつりかねない)

→適切な知識を持って適切に管理しなければ、他の動物に感染症がうつる可能性がある。


・良かれと思って保護を続けた結果、アニマルホーダー化や多頭飼い飼育によるネグレクト状態になりかねない。

→悲しい現実だが1人ができることの限界があり、キャパシティーを超えると、助けたつもりの動物が逆に苦痛を受けることになりかねない。



また、引退犬や引退猫を迎える場合のメリットとデメリットについて。


【メリット】

・基本的に人慣れしている子がほとんどで、たくさんの人間と接する機会があるため扱いやすい。

→使役犬の引退犬・キャリアチェンジ犬は特に人好きの子が多く、大抵犬種はゴールデンレトリバーやラブラドールで性格が温厚な場合が多い。


・ケアや管理がしっかりなされている(はずな)ので安心。

→動物関係施設(学校や病院)で飼われていた子たちは日ごろからプロやプロの卵たちに管理されており、健康面でのチェックは行き届いている(はず)。


・基本的に無償譲渡

→里親審査があるかどうかは施設や状況次第だが、基本的に無償譲渡であることが多い。


【デメリット】

・デメリットとも言わないが、高齢動物が多い。

→“引退”犬と言うほどなので、高齢である確率は高い。性格や持病にもよるが、留守番が比較的長くても大丈夫な傾向あり(←これはメリット)。


・待ち期間が長期に及ぶことも

→特に使役犬の引退犬、キャリアチェンジ犬は、人気犬種ともあって里親希望者は少なくないと聞いている。ぽいぽいたやすく引退犬やキャリアチェンジ犬が出るわけではないため、里親希望登録をしてからかなり待つ可能性がある。



いかがでしょうか?


動物を迎えるにあたり、軽く触れてもこれだけの選択肢があるということをお伝えできていれば幸いです。


もっと知りたい方はご自身でどんどん調べて頂くと、もっともっとたくさん情報が手に入ります。


私へのご質問は是非、お問い合わせよりお寄せ頂けたらと思います。



たくさん私の想いを込めて書いてきましたが、最後はシンプルに。


動物は生き物であり、家族です。


皆さんは、どんな環境で育ったどんな性格の子と一緒に生活したいですか?


是非、動物さんを迎える前に、しっかりと熟考され、たくさんある選択肢の中からご自身で選択され、最高のパートナーをお迎えください。


本日もご訪問頂き、ありがとうございました!

THP-NoharA

Zusammenleben,Wohlfühlen. 共に生きること、心地よいこと。