ティアハイムベルリンでのボランティア、ドイツ語は必要?

こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。


最近お天気が不安定でゲリラ豪雨や雷が鳴ったり。

動物さんの中には雷がとっても苦手な子もいますよね。

うちの子はどうやら雷、気になるけど極端に怖がる子ではないようです。

でも一応バッチフラワーのレスキュー(アルコールフリー)をあげておきました^^

(バッチフラワーをご存じでない方は、またいづれこちらのブログに書くのでご参照くださいね!)



さて、前回の続きでティアハイムベルリンの体験談ですが、今回は結構気になっている方が多い、、自分なりの意見をまとめてみます。


「ティアハイムでボランティアをしてみたい!そのためにドイツに行ってみたい!」

という日本人の方々のお話をよく伺います。


その中でもよく聞かれるのが、


「ドイツ語はどのくらい必要ですか?」

「ドイツ語話せなくてもできますか?」


という質問です。


私からは、ドイツ語は最低限理解できるようにしておくことをお勧めします。


日本人ではないですが、英語を主に使って非常勤職員をされている方もいらっしゃいましたが、ほとんどの職員さん・ボランティアさんはある程度、もしくはそれ以上のドイツ語能力がある方ばかりでした。


というのも、ティアハイムの動物飼育セクションの職員さんは、「英語は話せるは話せるけど苦手」という方が少なくありません。


日常会話ももちろんスラング気味で、ノーマルスピードだと私もところどころしか分からなかったです。



例えば、猫舎清掃のボランティアをするとしたら、1つ1つの猫ボックスに入る前に必ず手袋と足袋を交換する必要があります。

この手袋と足袋はどこに置いてあって、どこに捨てて、無くなればどこからストックをおろしてくるのか。

つきっきりで教えてもらえたら大体ジェスチャーでも理解できるとは思いますが、そのような細かなところまでを日本語に頼らずに理解していかねばなりません。


また、セクションにもよりますが、猫風邪の子のボックスや感染症を患う子のボックスなんかはもちろん要注意です。

その場合は扉にわかりやすく注意事項が書いてあるのですが、もちろんそれもドイツ語です。基本的に英語表記はありません。


私の場合、最初らへんは職員さんの傍でトイレ掃除の手伝いや補助をして教えてもらい、ある程度できるようになりお互いに信頼できるようになってからは一人で1セクション任してもらえるようになりました。


掃除自体はすごく身体を動かすし汚れるし、動物関連のボランティアやお世話の仕事をされていない方にはハードかもしれませんが、掃除中の話し相手はもっぱら猫さん達だったのでがんがん日本語や簡単なドイツ語で話しかけていました(笑)



意外に難しいのが、休憩中の人とのコミュニケーション。


「せっかくの休憩なのに気をつかってドイツ語をゆっくり話さないといけないのはストレスだろう」という私の勝手な偏見がありまして(笑)、休憩時間はドイツの方々が普通のスピードで話しているのをひたすら聞いて様子を伺っていました。


私がときどき頷いたり笑ったりするもんだから、会話についてこれてると判断され不意に質問が飛んできたらもうお手上げでした^^;

(ヴィーガン率高いため、手作りヴィーガンスイーツがよく登場していました^^)


同じセクションの職員さんらとはいまだに仲がいいですが、彼女らが集まってガンガントークしていたら本当についていけないです(笑)


いいのか悪いのか、雰囲気やキーワード等で大体の話を掴む能力が鍛えられます。



なので個人的な意見としては、英語だけでなくある程度ドイツ語が理解できた方がいいと思うのです。


「ではどの程度できればいいのか?」


と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、日本の大学で4年間ドイツ学を学んだ私でも、本場で話されるドイツ語会話を聞き取ったり話を理解してもらうのにはドイツ語学校へ通う必要がありました(あくまで参考まで)。


日本でどれだけ勉強していくかではなく、ドイツでどれだけ聞き取りや話す機会を持つかがもしかしたら重要なのかもしれません。


あと一つ言えるのは、「このくらいが望ましい」という基準は特にないということ。


外国で暮らすことって本当に毎日が奮闘であって、「これをこの程度したら大丈夫」とか「これさえしてたらOK」という基準はないと考えています。


ティアハイムでのボランティアに関しては自分の時間を割いて無償で行う慈善活動なので、熱意を持ってチャレンジするとその気持ちは相手に伝わると思います。

(ただし、最低限自分の言葉でその気持ちを説明できるように。)



いかがでしたか?


少しでも参考になれば幸いです!


次回はティアハイムベルリンでのボランティアを通して見た日本との違いについて、少し触れてみようと思います。


本日もご訪問頂き、ありがとうございました!