犬猫さん以外のペットはその種に適切な病院へ!

こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。


気が付いたらカレンダーが新しい月に替わっていました!

今年はコロナ禍で外出がめっきり減ってしまったものの、相変わらず時が経つのは早いです💦


1月に開業し、5月からHPをスタート。

6月には相方のハチワレちゃん🐈が新しく家族の一員として加わりました。


今年は世界中、想像できないほど多くの方の生活が狂い、たくさん、本当にたくさん悲しいことが起きました。


そんな中で感じるのは日常を平穏に過ごすことができるということへのありがたみでした。


「生きてりゃなんとかなる」


もののけ姫のトキさんの言葉を常々噛みしめる毎日です。




さて、今日は前回に続き、動物病院の内情について、エキゾチックアニマルや鳥さんの診察に関するお話。


私の専門は犬さんと猫さんに限定されていますが、その他にウサギさんやハムスターさんなんかは結構ポピュラーで、飼ってらっしゃる方も少なくないですよね。


フェレットさんやハリネズミさんも多く、メディアでは次から次へと話題性のあるペットが紹介され、「可愛い」「珍しい」という理由でペット需要が増えたりします。


このような構造は私が知る限り20年以上変わっておらず、ペットは家族の一員と言われつつ、まるで商品のように「消費」され終わっているようにさえ思えてきます。



とはいうものの、私も幼い頃ハムスターさんを飼っていました。

ペット飼育は親から許されてないかったのですが、そのときOKがでたのはきっとペットショップでの売値が安く、行動範囲や鳴き声等の理由でご近所を気にせず飼育できたからでしょうね。

お世話も簡単だし小さいからと言って飼い始める方も中にはいるとは思いますが、実はとってもセンシティブだったりお世話しにくかったりもします。


そしてなにより、エキゾチックアニマルをしっかり診れる獣医師は意外に少ないかもしれません。


ハムスターブームだった当時、ハムスターの飼育数は多かったわりに、それを診れる獣医さんがとても少なかったのではないかと推測します。

あのときは広島に住んでいましたが、うちの近所にハムスターを診れる先生はほぼいらっしゃいませんでした。


私も幼い頃、動物が体調悪そう=動物病院に行こう!と考えていました。

大人になって気づいたのですが、何事にも言えることではありますが、人には得意不得意があります。獣医さんだって例外ではありません。


もちろん大学で獣医療を学んできたので一通り勉強はしているものの、臨床に立った際どの病院に勤めたかによって、得意な動物種、あまりよく分からない動物種があります。


草食動物や鳥、爬虫類などは身体の構造自体が違うので、犬猫と同じようにはいかないのは確かです。


実際、勤めていた病院の1つではウサギさんやフェレットさん、いろいろな動物種がたまにやって来てたのですが、その動物種が得意な獣医さんが勤務でない日は他の先生が診察し、バックヤードで一生懸命獣医療の本を読み、検査や診断、治療案の提示を行っていました。

(ちなみにウサギさんは保定時暴れたり跳び跳ねたりすることだけで骨折してしまう可能性がある程骨が軽い動物。診察の保定に入るときはなかなか緊張します。)



軽度の外傷などの簡単な治療であればいいのですが、内疾患や原因不明の不調が続いている等あれば必ず専門知識のある獣医さんのところへ行った方がいいです!


エキゾチックアニマルさんと暮らす方々は是非、どの動物病院のどの先生がその動物種をしっかり看れるかを調べておきましょうね!



本日もご訪問頂きありがとうございました!

THP-NoharA

Zusammenleben,Wohlfühlen. 共に生きること、心地よいこと。