ハチワレさんの抜歯オペ
こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
前回ちらっと書いた通り、先週は私の愛猫、ハチワレさん(仮名w)の全臼歯抜歯オペでした。
(どうも、アンニュイハチワレです・・・。)
まず、なぜ抜歯になったかというと、うちの子は去年お迎えしたときにはまぁまぁのお歳で、歯肉炎と歯根炎が結構酷かったのです。
ハチワレさんは人をペロペロと永遠に舐めるのがご趣味なのですが、1ペロでもされようものならそれはそれは悪臭が・・・💦
猫さんの口って大体臭いもんだと思っているのですが(笑)、うちの子は本当に耐えれたもんじゃありませんでした。
日常でそれとなく歯の状態をチェックはしていたのですが、基本的にホールドされるの大嫌いなので一瞬しか見えず。
迎え入れてから早半年が経ちましたが、先日とうとうオペが決行されました!
結果、約4時間の長丁場をハチワレさん、よく耐えてくれました!
先生にも大感謝です✨
私も付き添い補助(ヤジ飛ばし?w)でついていましたが、先生の精神がすり減るような長いオペでした。
やっぱり獣医さんってすごいですね✨
結果、ハチワレさんには現在4本の犬歯と切歯(前歯)が3本しか残っておりません。
抜いた箇所は上下の顎の骨をならす処置をして溶ける糸で縫合。
今は退院し、エリザベスカラー&痛み止め内服で本猫頑張っております。
今のところ思った以上に調子もよく良好ですが、抜歯した箇所が痛いのか、だんだん食べが悪くなってきてます。
元気さや食べた量、排泄など情報を見極めて、今はまだ病院は控えておいてよさそうかな~と判断しています。
また近いうちにオペ後チェック検診ですし。
麻酔をかけて詳しく分かりましたが、全方向の臼歯が歯根炎や歯の根元が露見している状態までになっていました(中には歯が溶けてしまっているところも)。
(上の臼歯真ん中に黒色が見えますでしょうか?ここ、歯の根っこと歯茎の間に穴ができているんです。)
口臭はそういったところの雑菌、膿の臭いだったようです。
オペ後も変わらず舐め舐め星猫なのですが、驚くほど無臭です。
正直なところ、手術するまで何度も悩みました。
人間でも親不知などの抜歯1つとっても数日間とても痛い思いをするのに、いきなりほぼ全ての歯を抜かれてしまうなんて、どれだけ痛いのだろう・・・。
自然療法を使ってなんとか抜歯なしで改善することはできないだろうか。
猫エイズ保有してるし、手術自体がストレスになって発症してしまったらどうしよう。
シニア期に入ってきているから長時間の麻酔が怖い。
状態が悪いところだけやってもらおうか。その場合は片方だけで咀嚼することになるけど、力を入れるところが決まってくるので不具合は生じないだろうか。
などなど、考えると迷いがつきませんでしたが、
「この子にとって最後の麻酔/手術にしたい。」
「口を動かす度に痛い思いすることなく、美味しくフードを食べてほしい。」
という気持ちが大きく、最終判断は全抜歯ということになりました。
(ちなみに悪くなってしまった歯をそのままに、自然療法のみで元通りにすることはできません。原因を取り除かねば、いくら身体に負担がかかりにくいといっても自然療法も太刀打ちできないのです・・・。)
今は痛い上にエリザベスカラーで動きにくいけれど、きっと本猫のQOLも向上するでしょう✨
愛犬さん愛猫さんの歯の悩みを抱える飼い主さんのことは最近とてもよく耳にします。
「スケーリングを勧められたけれど麻酔が怖い、歯を抜くのはかわいそう。」
その気持ち、痛いほど分かります。
その気持ちと愛犬さん・愛猫さんの歯のトラブル(歯がぐらぐらしていて/歯肉炎で/歯周炎でフードを食べるだけでも痛そう)を天秤にかけて、その他の情報も考慮しつつ、その子のQOL(生活の質)が向上してハッピーに生活できるよう、1つ1つ決断してみることをお勧めします!
ハチワレさん、早く好きなだけフードを食べれるようになりますように・・・。
本日もご訪問頂き、ありがとうございました!
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