ドイツとのご縁 ~他愛ない会話から将来が生まれる話~
こんにちは、ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
去年の段階から訪問視察を計画していたドイツ・ニュルンベルクで行われる予定だったペットサプライの見本市「Interzoo2020」。
5月の開催予定でしたが、3月17日の時点で正式に延期決定メールを受け取りました。
そしてつい先日、来年6月の開催が決定したようです。→Interzoo2021
そのころまでには世界中の生活がある程度今までのように戻っていることを切に願っています。
日本もそうですが、5月のドイツは来る夏に向けて一気に緑が栄える時期なので、今年はそれを体感できず残念・・・(´;ω;`)
さてさて今日は、すっかり私の人生の一部となったドイツという国とのご縁について、きっかけを少し紹介させてください。
私の頭の一空間に「ドイツ」という言葉が現れたのは、高校時代でした。
幼い頃から動物が好きでしたが、どうも私と周りの子たちと、動物に対する思い入れが違うことを感じていました。
「なんでそんな扱いするの?」
「なんでそんなひどいことするの?」
でもずっと私の中では私がスタンダードで、動物に関心がなかったりいじめたりする子たちが変なんだと思い続けていました。
通知表には動物という言葉がよく載っていました(他に書くことなかった説あり(笑))。
動物をいたわることは当たり前のことだと思ってたけど、どうやら全ての人共通の当たり前ではなかったようです💦
自分の方が異様に動物に執着しているのだと気づくまでには随分時間がかかって、たぶん成人した後に悟ったかもしれません。
と、話たい内容から逸れてきたので軌道修正。
というわけで、動物好きだった私は中学生の頃にはにわかに動物保護や福祉に興味が出ていました。
高校に入っても、動物保護に興味はあったものの日本以外の動物事情のことはほぼ無知で、持っているのは「世界の中で特に動物愛護が発達している国はイギリスとドイツ」という漠然とした情報だけでした。
※またブログに書く予定ですが、動物愛護/動物保護/動物福祉という言葉は私の中で使い分けを意識しています。ここでは本来「動物保護」というワードが望ましいのですが、当時は全然意識せず、動物愛護という言葉を使用しています。
ちょうど当時ドイツからの留学生が同学年にいたので、
「ドイツって動物保護すごいの?(日本語)」
と質問したら、
「うん!動物好きが多いよ~!(日本語)」
とのこと。
ちょっと質問の意図と違う回答だったし、ドイツ人ひとりだけの発言をもって「そうなんだー!!」となるのもどうかとは思いますが(笑)、このことをきっかけに、一気にドイツという国に興味を持ちました。
通っていた高校では第二外国語の授業がありましたが、その話を聞くまでドイツに全くの無関心だったので雰囲気でフランス語を専攻していたくらいでした・・・。
その後親の意向もあり、大学進学の道を選んだ私ですが、特に勉強したい分野がないというのが正直な話。
大学で動物のことを学べるところは獣医大学くらいしか知らなかったのです(うーん、勉強不足すぎ!)。
ということで、
「あ、ドイツ語勉強しよう。」
に行きつきました(笑)
高校当時はイギリスの動物保護事情に一番興味を持っていたのですが、英語は既に勉強スタートしていて、大学でも勉強するからいつか話せるようになるだろうと思っていました(残念、今もほぼ話せませんがー!)。
ドイツ語はねぇ・・・。
よっぽどのことがない限り勉強しませんよね、日本にいながら。
ということで行きついた答えが大学のドイツ文学ドイツ語学専攻というわけです。
高校のときに話したあの他愛のない会話。
その会話がきっかけで、私はドイツ語を勉強し、ドイツの生活を知り、ドイツの動物事情を肌で体感し・・・、結局ドイツにドはまりしました。
そして大学時代、その頃にはティアハイムというドイツの動物保護施設のことを記事やテレビ等で知っており、「いつか行ってみたい!」という憧れの存在になっていました。
「憧れ」・・・。
ということはもう行くしかないですよね!
ということでお金を貯めて大学4回生でベルリンに単身短期留学(初ドイツは2回生の頃の大学プログラムですが、集団行動&ドイツ語のできなさのあまり少ししか動物関係に触れられず・・・)。
その後はいろいろあーだこーだとあって動物と全く関係のない企業に就職しましたが、結局は動物のことに戻ってきました。
(写真は初めてドイツに行ったとき。当時もやっぱり興味あるのは街中ではなく自然や動物でした。)
社会人になった後の話はまたいつか書けたらいいな・・・。
いろいろ遠回りしてるタイプですが、経験したことは無駄にはなっていないと今も思っています。
その後、2015年より約3年間ドイツのベルリンに住み、いろんなことを体験してきました。
大変なことも多かったけど、今となっては良い思い出・・・(じゃないのもありますw)。
その後もいろいろそーだどーだあって、なかなか珍しい経歴の持ち主となってしまいました^^;(人生山あり谷あり)
また今からどんな未来を作っていけるのかは私自身全く想像できませんが、やりたいようにやらせて頂けるこの環境に感謝しつつ、心が揺さぶられることに取り組んでいきたいです!
若干長くなりましたが、本日もご訪問、ありがとうございました。
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