withコロナの時代に動物を飼いたい人が増える?
こんにちは、ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
今日は最近の話題に則したテーマで書いてみようと思います。
去年の今頃、世界全体で誰もが想像していなかった事態がまさに今起きていますね。
そう、新型コロナウイルス(covid-19)の蔓延。
このウイルスの拡散の様はいかに今私たちが生きる世界がグローバル社会になっているかを明確に表わしていますね。
まだまだ分からないことが多いこのウイルス。
大事なことは正しい情報を入手して正しく予防をすること。
ただ、正しい情報をどうやって集めるのか、どう判断するかが難しいところですよね!
ひとつ言えることは、特定の情報源にしか頼らない、特定のグループにしか信用しないのはよくないな~と思います。
なんせこのウイルスのことを完璧に解明できてる人なんてこの世にはいないのですから。
さて、自粛が叫ばれる今日、家で動物と暮らしたいと思う人が増えているというニュースがちらほらありますね。
・家でいる時間、暇を持て余している。
・人と会えず、会話する相手がいなくて寂しい。
理由はいろいろだと思います。
このニュースを聞いて、様々な反応があります。
「動物を飼うことはいいね!可愛いし癒されるし!」
とおっしゃる方もいれば、
「待って待って!自粛は一時期だけなんだから、元の生活に戻ったら動物のこと捨てる人が出てくるのでは?」
とおっしゃる方も。
もちろん別の意見だって。
私もあまりポジティブシンキングができないタイプだったので、後者の考えに近い意見でした。
が、いち動物好きとして、そして行き場のない動物たちに家族を作ること、ましてや人々の精神面の健康を考えると、そもそもは喜ばしいことなんですよね、動物と一緒に暮らしたいと思う方々が増えるということは。
大事なのは、今まさに新たに動物との生活を始めてみようと思っている方々が、生き物と暮らすことについていかに責任と覚悟を持てるか、いろいろ想像し、準備・対策をすること。
ここがとても大事だし、そのために私たち動物の専門家や、すでに動物と暮らしている先輩たちのアドバイスや指導が必然となります。
人間以外の動物という、言語(ボディーランゲージ)も習性も異なる生き物とうまく共同生活していくには、ハード面でもソフト面でも、お互いに合わせていく作業が必要です。
もちろん、動物さんに人間の言葉や態度であーだこーだ説明しても言語が違うので通じません。
人間がその動物のことを学び、その都度対応していかねばなりません。
また、当然のことながら、動物を飼う人のライフスタイルや年齢、住環境に適した動物を選ぶことも重要です。
「この色の子がいい!」
「この犬種がかわいい!」
おうちに迎える子をそんな理由だけで選んでしまうとミスマッチが起こりやすく、お互い不満が渦巻くような生活になってしまう可能性があります。
動物は単なる物ではなく生き物ですから、人間と同じように個々の性格が違います。
ではその性格をあらかじめ知る方法はあるのでしょうか?
「ペットショップやホームセンターで店員さんが性格を説明してくれたからこの子でいい。」
「飼ってみてしつけをすれば問題ないでしょ。」
・・・本当にそうでしょうか?
昔と違って、最近はペットショップにもバラエティーができてきましたね。
優良なペットショップ、きっとあります。
でもビジネスの要素がその中には含まれており、その売られている子たちがペットショップに来るまでどのような生き方をしてきたのか・・・。
これはペットを飼いたい人に限らず、是非皆さんに想像して頂きたいです。
そして動物を迎えたい人は是非、保護施設や動物愛護センターから譲渡してもらうことも検討して頂きたいです。
このように真剣に向き合えば向き合うほど、日本社会の中のペット動物の課題はどんどん見えてきます。
見えてくればくるほど、「コロナの自粛期間中にペットを飼いたいという人が増えている」という字面を読むとゾッとしてしまうのです。
そんな一時期の感情で、動物と一生向き合えるの?
その質問にしっかりイエスと返せるよう、是非じっくりとご検討ください。
動物との生活は本当に素敵です。
人が動物を救うこともできますが、動物からも救われることもたくさんあります。
私がその一人でした。
この「動物の力」、本当に素晴らしく、だからこそ人間にできないことをやってのける可能性を秘めています。
(笑いすぎ・・・w)
先日NHKにアメリカの政治学者であるイアン・ブレマー氏が出演し、このwithコロナの時代に何をすべきか?という問いに対する答えの1つに「犬を飼うこと」と挙げたそうです。
(そのことについて書いた記事がたくさん挙がっているようなので、気になる方はそちらを探してみてくださいね!)
単なる動物好きではなく、政治学のプロが、大真面目にですよ?
このwithコロナ、afterコロナへ移り変わる時代に、人と動物のつながりが一層強く、双方にとってより有益な状態に変容していくことを、私は強く願います。
新しい家族を迎え共に生きていくことを、本格的に、そして真剣に、考えてみませんか?
そこには必ず「責任」という言葉が登場し、実行した先には「喜び」と「愛情」という言葉が待っています。
本日もご訪問、ありがとうございました!
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