自然療法いろんな考え方
こんにちは、ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
さぁさぁ6月がスタートしました!関西地方ももうすぐ梅雨入り。
雨の日は愛犬さんのお散歩行かないっていう方も少なくないでしょう。
ただ、犬さんにとってお散歩は地面をくんくん嗅ぐだけでも他の犬とのソーシャルコミュニケーションの時間だったりリフレッシュの時間になったりしていて、大事な役割を果たしているので、できる限り外の空気は吸いに行かせてあげたいところです^^
さて、今日は自然療法にもいろいろ種類や考え方がありますよ~というお話。
ハーブ療法やホメオパシー、東洋医学・・・という種類の違いではなく、同じ療法の中でも使い方が違ったりするんです。
例えば、ホメオパシーにはクラシックホメオパシーやプラクティスホメオパシーと呼ばれるものがあります。
ホメオパシーの説明もまだろくにしていないのにこの違いを説明するのもあれですが・・・汗
(参考までに過去アメブロの方で投稿した記事です。ふむふむ、ホメオパシーに関してはまた今度まとめ直さないといけませんね。)
クラシックホメオパシーは、ホメオパシーの生みの親であるザミュエル・ハーネマン氏(Samuel Hahnemann)の教えに忠実に行っていきます。
なので、基本的にはレメディー(いわゆる薬のようなもの)は1種類のみ。
効果を見て、変化とともに他のレメディーに切り替えたりします。
一方、プラクティスホメオパシーは、病気の原因や内容が複雑化した現代に対応できるよう、「片頭痛」や「関節痛」などの不調カテゴリーそのものに効果のあるレメディーを数種類合わせて投与します。
ホメオパシーの歴史から、どのレメディーがどの不調によく効いたといった経験値が集まった結果生まれた方法とも言えるかもしれません。
簡単に言うと、現代医療のように「のどが痛い」→ではこの薬、「傷口が化膿している」→ではこの薬という感覚に近くなりました。
レメディー1種類1種類を購入して混ぜるというよりも、すでに混合して商品として販売されていたりします。
その他にも考え方・使い方の違いの一例として、私の学校ではD6やD12といった低ポテンシーのレメディーがよく治療例などで紹介されていました。
(日本ではC30やC200が主流かな?ドイツでもそのポテンシーを好んで使ってる先生がいらっしゃいました。)
D6やD12の低ポテンシーというのは、科学的観点から言ってもレメディー内に微量の原物質が残っている状態です。
これはどちらかと言うと、ホメオパシー的な使い方ではなく、植物療法に近い使い方ということになります。
ホメオパシー本来の力として使うのではなく、すごく薄めたハーブの成分を摂取するといった感覚でしょうか。
このように、いろいろ種類がある自然療法ですが、その個々のジャンルの中でも使い方が違ったりされています。
今回はちょ~っと説明が難解でしたね(^^;)
要はいろんな治療家さんがいろんな考えのもといろんな治療法をやっていますよ~と、お伝えしたかったのです。
ビシッと同じやり方に統一してもらって同じクオリティーの施術を受けたい!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自然療法はindividuelle Therapie(個々のセラピー)です。
人それぞれ、動物それぞれ個人差・個体差があります。
現代医学の薬は普遍性があり、より多くの個体に効果が発揮されます。
が、残念ながら思ったような効果が出ない事例もあり、その事例に当たった人や動物は、あまり良い解決策が見つからないまま長く苦しんだり、疲れ果ててしまったりしているのです。
そういった方々や動物さんに自然療法は新たな治療の可能性を提供できるのです。
もちろんそれでも不調がなかなか解決できなかったりするかもしれませんが、新たに「試す」ことができるのです。
個々のセラピー
いい響きだなぁと思います。
今日、動物病院含め一般医療の診察時間は一件あたり数分程で、非常に短い時間で流れ作業のようにこなされていきます。
今後、個々により焦点を当てた治療・ケアが求められていくのは必至だと、私はひしひしと感じています。
動物自然療法に興味を持った方は是非、お問い合わせくださいね!
本日もご訪問、ありがとうございました!
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