出発点・はじめ
こんにちは、ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
今夜はとあるオンライン集まりで、ドイツでの経験を一部お話させて頂くこととなりました(※非公開グループです)。
Zoomでのセミナーはこれが初めてなので、どんなものかドキドキ・・・👀
また次回、軽く振り返りをしてブログにしたいと思います~。
さてさて、今回はまたまた過去の回想のお話。
先日書いた、ノラの子猫ちゃんと同じ母猫から生まれた子。
このときは私はもう大学生でしたね。
結局あれ(子猫を看取った日)からも何もできず年を越していたのですが、もうさすがに大学生。
自分もアルバイトで少しながらお金を稼げるようになっていました。
そのときに生まれた子猫たちも時間が経つにつれて姿が見えなくなっていった(つまり、亡くなった)のですが、最後に残った一匹がなぜか人を見ても逃げなかったんです。
母猫はとても警戒心が強く、生まれた子猫にもしっかりとそれを教えていたようで、大抵の子猫は人を見た瞬間全速力で逃げて行ってたのですが、その子だけは
「ぽけぇ~~~」
ってな感じで逃げなかったんです。
が、その子も次第に弱っていきました。
今までと同じく、このままやり過ごすのか?
今回ばかりは違いました。
「後の心配はとりあえず置いといて、とにかくこの子を獣医さんのところへ連れて行こう!」
ということですんなり捕獲。お金と子猫だけ握りしめて獣医さんのところへ行きました。
(↑猫の移動は何かちゃんとしたボックスに入れてストレスを軽減しましょう^^;)
獣医さんで処置してもらい、とりあえず体力が戻ってきました。
その後も子猫は相変わらず人懐っこく、数回獣医さんを訪問したのち、当時ボランティアで通っていた保護団体で里親さんを探してもらうこととなりました。
めちゃくちゃ人懐っこいわりに、なかなか里親さんが見つからず(この性格だったらすぐに里親さんが見つかるだろうと気を回した結果、皆さん他の子を貰っていったらしい・・・)、成猫になってからやっと里親さんが見つかったと知らされました。
その後はその里親さんのところで幸せに暮らしているとのことでした。
(なにやら犬さんみたいな性格らしく、一芸までできるとかなんとかw)
今その子はもうシニア期、もしかしたら既に命を全うしているかもしれませんね。
私がその猫を保護したときにつけた名前は「はじめ」。
これもとっても私事ですが、初めて自分の手で救った命でした。
私の動物と関わる活動のスタートだったので「はじめ」です。
はじめ、すなわち今後も続けるということ。
この子だけで終わらせない。
そんな想いを込めています。
里親さんの元でも継続で「はじめ」君として呼ばれていると聞きました。
一匹の消えかけてた命が、誰かのかけがえのないパートナーとなる。
とても素敵なことだと思います。
また今度書きますが、私の愛猫も何度も私を救ってくれました。
何よりも大事な宝物です。
・・・・・・
ふと思います。
今日も日本のどこかで「処分」として消されていく命。
その一つ一つの命が、どこかで誰かの支えになり、誰かを救う可能性があったのです。
どうか一つでも多く、このようなご縁が増えますように。
「負」の連鎖を「幸せ」の連鎖へ。
願って止みません。
あ、ちなみにはじめ君のお母さんはその後、捕獲機で捕まえて避妊手術を施しました。
その後彼女はその地域でまったりと猫生を全うしましたよ。
本日もご訪問、ありがとうございました!
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