嘔吐の末路
こんにちは、ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
うちの愛猫さん、甘えたのゴロゴロのわりに爪切ろうとしたり耳見ようとするといっちょ前に怒ります^^;
以前の愛猫トロさんの場合は怒るものの不満言う程度だったので、性格の違いをひしひしと感じられて微笑ましいです。
しかし、今の子はしばらく拗ねるのでやれやれです(笑)
さて今回は、前回の記事と関連して、嘔吐が続くとどのような問題が発生するかについて説明しますね。
「嘔吐(Vomitus)」
主な原因としては、
・生理的現象(食べ過ぎ、早食い、草や毛、腐った食べ物等)
・食事由来のもの
・胃腸由来のもの(炎症や腸閉塞、胃捻転、腸重積)
・膵臓、肝臓、尿道関連
・新陳代謝関連
・中毒(薬や草)
・寄生虫
・ホルモン異常
・Morbus Zollinger-Ellison
・脳の嘔吐中枢によるもの
等が挙げられます。
※Morbus Zollinger-Ellison(ゾリンジャーエリソン症候群)
胃酸作成細胞に腫瘍が発生し、胃酸を作りすぎてしまう症状。
吐き気の気配としては、
・よだれが多くなる
・胃の収縮
・腹筋の収縮
・気分が悪い、腹痛、食欲不振、下痢
等があります。
嘔吐が続くと、今度は下痢の場合と逆で酸性を保つための水素(Proton)が失われていきます。
すると、pH値の均衡が崩れ、血液のアルカリ化が進みます(Alkalosis・アルカローシス(アルカリ性血症)。
ひどい場合は筋肉の痙攣等が発生し、命の危険に関わります。
また、もう一つ嘔吐の危険なところは、吐き出した酸性のものを気管に誤飲する可能性があるところです。
ヘタして肺に酸が入ると肺細胞がすぐに酸に負けてしまい、肺炎が発生する恐れがあります。
いかがでしたか?
下痢も嘔吐も、身体の異常を示す最も顕著な症状です。
人間のお医者さんでも獣医さんでも、問診の際は決まって「下痢や嘔吐はありませんか?」と聞きますよね。
身体の異常を感知する分かりやすいサインであるとともに、それらが続くと血液のpH値が変化するということを意識しておくとよいかと思います!
本日もご訪問頂き、ありがとうございました!
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